新撰組を離脱して御陵衛士となった伊藤甲子太郎は、油小路で新撰組の大石鍬次郎らに暗殺されてしまいます。その場所となった本光寺と石碑が残っていますので、ご紹介したいと思います。

 

街中にひっそりと存在する本光寺

暗殺の場所となったのは京都駅からほど近い、油小路沿いにある本光寺です。

伊藤甲子太郎は暗殺当夜、近藤勇の七条にある妾の家に招かれて酒をご馳走になり、その帰路、待ち伏せしていた大石鍬次郎らに切られて絶命してしまいます。その際に、「奸賊ばら」と叫んだそうです。
伊藤はその場に打ち捨てられるように放置されていたようで、遺体を引き取りに来た藤堂平助や服部武雄、毛内有之助らは待ち伏せしていた新撰組に討たれ、死んでしまいます。

伊藤の亡骸は光縁寺に埋葬されましたが、後になって泉涌寺(戒光寺)に移されています。

この事件の舞台となった本光寺は今でも残っています。京都駅から近く、歩いて行ける距離にあります。
ただ、うっかりしていると通り過ぎています。ビルとビルの間にすっと紛れるようにあるので、最初は気づかずに通り過ぎてしまいました。
よく見ないと見過ごしてしまいますのでお気を付けください。

 

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写真のように、伊藤甲子太郎絶命の碑が建てられています。残念ながら扉が閉まっていて中を見ることはできませんでした。
普段もあいているのかどうか不明です。呼び鈴を押すと説明文(1部100円?)もいただけるらしいですが、詳細は不明です。

 

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立札もあります。

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見学所要時間

予約をしていると寺の内部を案内してくれるということらしいですが、ちょっと勇気がありませんでした。残念ながら詳細は不明です。

外から見るだけだと、寺の表を見て石碑を見て立札を読むだけなので、5分もあれば見終わります。

 

 

アクセス

JR京都駅から徒歩10分ほど。京都駅から歩いて行ける距離にあるので、アクセスしやすいです。