新撰組が屯所として使っていた場所のうちの一つが旧前川邸です。ここもいろいろなドラマが繰り広げられた新撰組ゆかりの場所です。

 

 

旧前川邸の外観

 

前川邸の外観です。誠の旗印が表に出ていますので、とても見つけやすいです。

 

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八木邸のある方向から撮った写真です。木の壁が30メートルほど続いています。

 

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前川邸の前においてあります。新撰組の屯所だったということがわかります。

 

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門をくぐったところです。写真の左部分より中に入ることができます。入ったところは土間の部分で、現在はお土産屋さんとなっています。

 

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山南敬助、野口健司切腹の間

北辰一刀流の免許皆伝を持つ山南敬助は、壬生の人たちからとても人気のあった隊士だったようです。
その彼が書置きを残して新撰組から脱走をしましたが、沖田総司に見つかって連れ戻されてしまいます。
隊規で新撰組を脱することは禁止されていたため、山南敬助に切腹が申し付けられ自害します。
切腹した部屋がこの前川邸にあります。8畳の広さの部屋ということです。

 

恋人の島原の天神・明里と別れを惜しんだといわれる場所もあります。当時は格子窓だったようですが、今では取り払われているということのようです。

 

また、芹沢派最後の一人である野口健司が自刃した部屋もここにあります。
4畳半ほどの部屋で薄暗く、とても雰囲気のある部屋だということです。

 

 

現在は非公開なのが残念

旧前川邸は現在は個人の所有となっているようで、内部は非公開です。
山南敬助の切腹の場所を見たいなと思っていたのですが、残念ながら見ることはできませんでした。

見ることができるのは、門の部分とお土産売り場として使われている土間の部分のところだけです。
土間の部分は今ではお土産がたくさん並んでいますが、当時は、雨の日に隊士たちの剣術の練習にも使われたということのようです。ここで、当時を想像してみるのも悪くないかもしれませんね。

 

 

見学所要時間

内部非公開なので、ほとんど見るところはないと思います。
お土産屋を買うのであれば、ショッピングの時間を計算に入れておきましょう。
お土産を買わなければ5分で終了、買う場合は10分程度でしょうか。

 

 

拝観料

無料です。
お土産を買うなら別途費用が必要です。

 

 

アクセス

旧前川邸は八木邸の目の前にあります。壬生寺からも徒歩で北に50メートルほどの近い距離にあります。壬生寺を目指していけば、すぐにたどり着けると思います。

JR京都駅からだと、電車とバスで行く方法があります。

 

1.電車

JR京都駅から山陰本線に乗り換えて丹波口下車。乗車時間は5分ほどです。
そこから徒歩で10分ほど行くと壬生寺です。
京都特有の細い路地を行くことになります。少しわかりにくいかもしれませんので、お気をつけください。地図を持って1つ1つ路地を確認しながら行くことをお勧めします。私はこのルートで行って少し迷いました。

 

2.バス

JR京都駅から26号系統、28号系統のバスに乗り、バス停「壬生寺道」で下車します。
ここから徒歩で1~2分です。こちらの方がシンプルでわかりやすいと思います。

 

地図