3歳の子供と奥さんとを連れて、嵐山からトロッコ列車に乗ってみました。

京都の嵐山ではトロッコ列車に乗ることができます。トロッコ嵯峨駅から亀岡駅までおよそ25分間、保津川沿いをゆっくりと揺られていく旅です。渓谷を流れる保津川の景観に癒されること間違いなしです。

 

 

 

座席はすべて予約制、列車は1時間に1本

気を付けないといけないのは、トロッコ列車はすべて予約制だということです。そして、列車は上りも下りも1時間に1本しかありません。

天気の良い休日や紅葉シーズンなどはかなりの数の観光客がやってきます。発車直前に行っても切符を買うことはできますが、すぐ次の電車に乗ることはできないかもしれません。遠方から来ていてほかにも回りたいところがある人や、効率的に回りたい人などは、あらかじめ当日よりも前にみどりの窓口などで前売り券を購入しておいた方が良いと思います。

私も「まあ大丈夫だろう」と思ってぶっつけで行きましたが、3歳の子供は膝の上に乗せるにしても、夫婦2枚のチケットのうち1つの座席はとれたものの、もう1つはとれず立ったまま行くことになってしまいました。その日はとても観光客が多く、座れない人が通路にあふれている状態でした。乗車人数に限りがあるので、もし切符を予約していなければ、行楽シーズンなどではトロッコ列車に乗るのに何時間も待つことになってしまうのではないかと思います。

 

 

車内から見える風景

 

まず、トロッコ嵯峨駅にやってきたトロッコ列車です。こんな感じのディーゼル車です。

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車両の外観はこんな感じです。

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車内はこんな感じです。

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天井にはちょっとレトロな電球がぶら下がっています。トンネルに入ると、このオレンジ色の光がいい味を出してくれます。渓谷を抜けていくこともあって、結構トンネルに入ります。

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保津川沿いの山間を進んでいきます。川が大好きな私としては、川の流れに癒されます。

乗車中は、アナウンスが流れていろいろな解説を聞かせてくれます。トロッコ列車の歴史や車内から見える景色や建物についてなど、目に入る景色に知識が融合すると、いつまでも記憶に残る景観となってくれそうです。

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途中、こんな船が泊まっていました。この船は川の上に常にあるそうで、コンビニ的な役割を果たしているそうです。

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保津川下りを楽しむ人たちが乗る船やラフティングを楽しんでいるところも見えます。手を振ると振りかえしてくれて、なんだかとっても楽しい気分になります。

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トロッコ列車は途中いくつかの駅に止まります。そのうちの一つです。この駅でなぜか鬼さんが乗ってきました。写真にはとれなかったのですが、鬼の仮面と笠をかぶっていました。最初は車両の前の方にいたのですが、途中で移動をし始め、私たちの方にも近づいてきました。3歳の息子は、鬼を見るなり恐怖で固まってしまいました。幸い、鬼さんはアンパンマンの仮面も持っていたのですぐにそれに付け替えてくれたのですが、時すでに遅し。それから電車を降りるまでの間、息子は一言もしゃべることができませんでした。

鬼さんの登場は結構盛り上がっていたのですが、小さい子供たちには刺激が強すぎるかもしれませんね。子供連れで乗車される方は、少し注意しておいた方が良いです。

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美しい渓谷が続きます。

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亀岡駅で折り返すなら帰りの切符も予約しよう

トロッコ列車の終点は亀岡駅です。この駅で降りて保津川下りを楽しむことができます。しかし、川下りをしない方は、この駅で折り返すことになります。帰りの電車は1時間に1本です。行きの列車と同じで予約制です。1時間の間に亀岡駅の周辺でぶらぶらしようと思われるかもしれませんが、駅周辺には何もありません。実際に駅の人に聞いても、「何もないですよ」と言われました。

もし、亀岡駅で折り返すのであれば帰りの切符も買っておくとすぐに電車に乗って折り返すことができます。無駄な時間を過ごすことがなく便利だと思います。

 

 

保津川下りを予約するときの注意

 

トロッコ列車で終点の亀岡駅まで行くと、下車して船に乗ったりラフティングなどで保津川下りを楽しむことができます。

私も保津川下りも楽しみたかったのですが、子供がまだ3歳で小さかったので断念しました。3歳でも乗船は可能ですが、なんとなく川に落ちてしまわないか不安だったのが理由です。

ただ、私が行った日は夕立が来て雨が短時間のうちにざっと振り、その影響で保津川下りが危険と判断され運行が中止になりました。幸か不幸かはわかりませんが、乗りたかった気持ちを忘れさせてくれたので、いずれにしてもこの日は乗ることはできませんでした。一つ気になる点としては、実際に保津川下り中止のアナウンスが流れたのですが、なぜか上記の写真のようにトロッコ列車からは保津川下りをしているのが見えたので、どういうことなのかな?と今でも疑問に思っています。

以上のことから、雨が降ると川の増水に伴う運行中止が起こり得ます。遠方から来て楽しみにしていても川下りができなくなってしまうこともあり得ますので、梅雨時期や台風シーズンなどは避けるか、もしくは天気予報によく注意して予約することがいいのではないかと思います。

 

 

所要時間

 

乗車時間:片道約25分。

トロッコ列車は1時間に1本間隔で運行。

 

 

トロッコ列車へのアクセス

JR京都駅から山陰本線嵯峨嵐山駅下車 所要時間20分