京都の祇園にある大雲院の祇園閣という文化財が特別公開されたので行ってきました。

下の写真のように、祇園祭の壮観を常に披露したいという希って山鉾を模したといわれています。確かに祇園の中でも背が高く、頭一つ突き抜けて存在しています。

 

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祇園閣の中は彩色豊かな仏教の壁画が描かれています。1階から最上階まで上がる壁一面に描かれている様子は圧巻です。残念ながら写真は禁止ということで撮影することはできませんでした。

 

最上階に上がって外を眺めると、京都市内が一望できます。目の前を遮るものが何もないというのは心地よいですね。現在の風景も素晴らしいですが、建設当時の昭和初期の京都の町の様子も見てみたかったです。川端康成が残しておきたいと感じていたという、古都の街並みを見てみたいと思いました。この閣上からの写真も禁止されていました。確かにとても絵になるのでぜひ一枚撮りたかったのですが、残念ですね。

 

大雲院の鐘楼です。

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南門にはこのような獅子?が乗っていました。これも手の込んだ作品ですね。

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このほかに、本堂で五百羅漢画が10枚ほど展示されているのと、大雲院が所有する絵や焼き物などの展示がありました。

 

 

見学所要時間

じっくり見るなら40分。 特別公開されているところではガイドによる解説がありましたが、ここではありませんでした。説明を聞く機会はありませんが、祇園閣の壁画や展示品をじっくり見ているとこれくらいはかかりそうです。

 

さらっと見るなら15分。祇園閣に上って、展示をさらっと見るだけだとこれくらいで回れると思います。

 

大雲院へのアクセス

 

住所:京都市東山区祇園町南側594-1

 

JR京都駅の北バスターミナルより市バスに乗車し、「祇園」下車。乗車時間15分程度。

祇園に停車するバスは、100系統洛バス、206系統、臨時(楽洛東山ライン)、祇園Express、岡崎・東山・梅小路Expressなど。

京都駅から発着する祇園行きのバスはhttp://www.city.kyoto.jp/kotsu/busdia/hyperdia/menu061.htmにて確認できます。